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酸性還元剤　新商材「GMT」と「スピエラ」とは?

従来の還元剤は、チオ・シス・システアミン・サルファイトなどなどありますが、全てアルカリ側で使用するものです。

今回、ご紹介させて頂いた「GMT」と「スピエラ」という還元剤は、酸性側で使用する「今、美容業界で1番髪を傷めない新しい還元剤」です。酸性でもしっかりかかる還元剤は、どこのメーカーも躍起になって研究が進められてきましたが、今までどこも開発できませんでした。(チオの酸性還元剤はありましたが、どうしてもかかりが弱く、ロットを小さくしてかけるなどの工夫が必要でした。)

スピエラは、ラクトンチオールとも呼ばれますが・・・

カールもカラーも取り入れた、軽さのあるヘアスタイルが主流となっている現代。それと同時に、ツヤとコシのある健康毛へのニーズも高まっています。しかし、従来のウェーブ剤(還元剤)はアルカリにより髪を膨潤(膨らむ)させるという手法でカールを形成するためダメージが避けられず、せっかくのヘアカラーも色落ちしてしまうなどの難点があります。
それらを解消すべく、昭和電工(株)が研究開発を進めて実現したのが、まったく新しい酸性の高性能還元剤「スピエラ®」です。別名ラクトンチオールとも呼ばれております。

(昭和電工(株)は、美容メーカーではなく原材料メーカーです。特許商品)

特徴①　髪を傷めない酸性・・・だから、ダメージ毛でも安心

髪は表面のキューティクルは疎水性（水をはじく）であり、内部は親水性（水になじむ）であるという性質を持っています。そのため、疎水性と親水性の両方を持つ化合物を合成し、酸性でも十分なウェーブ形成を可能にしたのがスピエラです。アルカリにより髪を膨潤させることもないから、ダメージヘアでも安心して使えます。

「GMT」に関しては、ここでは説明しませんが、「GMT」も同様な性格を持った還元剤です。

「GMT」も「スピエラ」も酸性域でこそパワーを発揮する新還元剤です。

「GMT」と「スピエラ」を比較するとGMTは、チオグリコール酸に匹敵するウェーブ形成力がありますが、

スビエラはそれより少し劣ります。しかし、質感や艶の面においてはスビエラがはるかに上位です。その為に「GMT」の強いウェーブ形成力と質感・艶の良い「スピエラ」を混合し、両方の良いところだけを利用するのです。

高齢化が進む時代にぴったりの還元剤

中高年の方の髪の毛は、加齢と共に細くなり、ハリコシのない髪質になっていきますが、そんな方にアルカリの還元剤を使ったパーマ・デジタルパーマ・縮毛矯正などを行えば、より一層細くハリコシのない髪になっていきます。しかし、「GMT」「スピエラ」はそんな髪質に力を発揮します。アルカリによる軟化や膨潤などさせないでパーマ等を行うので今迄とは結果が違います。

エイジレスパーマ

私どものお取引いただいているサロン様では、中高年の方に対して「エイジレスパーマ」といったメニューで展開しているサロンや、ダメージの方におススメ「ダメージレスパーマ」といったメニュー展開が多く、料金も最上位のメニーに設定されています。

最後にもう一つお伝えしますが、GMTは、用事調製型還元剤と言って、

使うときに1回1回つくる必要がある還元剤であり、作り置きが出来ません。(翌日には還元力なし)

人気の「ヌースフイット」GMT&スピエラ

ヌースフイットの「ヒモストGMTコンク」というのがGMTの濃い原液で、使用時にはこの原液を「希釈して使用します」。希釈しないと強すぎて使えません。

ヌースフイットのGMT原液を「ヒモストGMTコンク」と呼びます。そして、それを希釈するものがヒモストクリーム6とヒモストローション6です。　ヒモストクリーム6は、粘着がある為、縮毛矯正やデジタルパーマに使用します。

また、ヒモストローション6は、粘着がない為に通常のパーマに使用します。

希釈比率は、基本2対8です。(詳しくは、マニュアルをご参照ください。)

ヌースフイットのスピエラは用事調整が必要ない

本来であれば、スピエラも用事調製型の還元剤なのですが、ヌースフィットというメーカーが希釈しないでも使えるスビエラを開発しました。これは、今現在、私の知る限り美容業界全メーカーでもヌースフィットだけしかない優れものです。(もしも他社にもありましたらご容赦ください)

その製品名が「ヒモストSP」と「Fジェル」といわれ、そのほかにも数種類のスピエラ還元商品があります。

「ヒモストSP」も「Fジェル」も違いはあまりなく、ジェルかクリームかの違いです。その為にどちらを使われても良いかと思います。純粋にパーマだけに使用するのであれば、Fローションという粘着の全くないものもあります。

欠点としては、スビエラは少し臭い匂いがあります。GMTに関しては、特別臭くはありません。

しかし、このスピエラの匂いもヌースフィットが全メーカーの中では、一番少ないと言われています。

当社では、今回ご紹介したスピエラ・GMTに関して「ヌースフィット」の他に「パイモア」のGMT・スピエラも扱っております。

パイモア「グラッツ」もGMT・スピエラの還元剤です。

ヌースフイットばかりをお伝えしていますが、決してパイモア「グラッツ」もヌースフイット製品に劣らない製品です。

但し、「グラッツ」はスピエラも用事調整が必要な製品です。

その点が一工程作業が増えることになります。しかし、長年スピエラ・GMTを扱っているサロンさんなら、このスピエラの用事調整時において、用事調整量の下限によってより髪に合った還元剤を調合する事が出来るようになります。確かに面倒な点ですが、ハイレベルな調合を考えて行っているサロン様は、グラッツの選択をしています。

その観点から、ヌースフイットに慣れたら、グラッツに移行するサロン様もいらっしゃいます。

しかし、簡単だからと言ってヌースフイット製品に移行する方もいらっしゃるので、サロン様の選択方法に応じてお取り扱いされたら良いかと思います。

動画の「YouTube」で、全国のサロンから縮毛矯正などよく紹介されていおります。

また、メーカー(ヌースフィット)からも施術方法を掲載された「YouTube」もアップされています。

是非、ご覧いただければと思います。

近年「スピエラ+GMT」を使用したデジタルパーマで、施術時間1時間30分という短時間で行える施術方法もございます。これによってスタッフ不足による売上減少をカバーできる部分があり大いにサロンに貢献できる商材となっています。弊社、ホームページに近日掲載も予定しております。

弊社、ホームページを大改造中です。サロンワークに役立つホームページ作りを行っている最中ですので、是非、ご期待ください。

スピエラとGMTを簡単に説明させて頂きましたが、わかり易くするために表現が多少、本来の薬学や毛髪科学に沿わないものもあるかもしれませんが、その点はご容赦くださいます様お願い申し上げます。

もしご不明な点等ありましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと存じます。

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